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元競走馬たちの突撃レポ

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元競走馬たちの突撃レポこの地域の元競走馬レポ渡辺牧場

渡辺牧場

引退後の競走馬たちのことにも力を入れる競走馬の生産牧場
(現在は馬の養老牧場)

ここは有名ですよね。ナイスネイチャの故郷であり、現在の住まいです。
但し、私の今回の一番のお目当てはナイスネイチャの母、ウラカワミユキなのです。

訪問すると、小雨がシトシト降っているのにも関わらず牧場の方は忙しく働いていらっしゃいました。
この日は、既にリポート済みの優駿ビレッジAERU昭和牧場を午前中に見学した後、午後の見学時間に間に合うように向かったのですが、優駿ビレッジAERU、昭和牧場のリポートを見ても分かるとおり、午前中は日が照ってたんです。
それが、昭和牧場を去ってしばらくしてから少し曇ってはきてたんですけど、お昼を食べて外に出ると雨・・・。今回の見学のメインだっただけにガックリ。
まぁ、帰ってきてからいろいろなHPを読んでみると、今年の日高は雨やグズついたお天気が多かったらしい。ま、自然の前に人間は無力ですから・・・。

早速、見学の許可をもらおうと人を探していると、トラクターに乗ったご主人と接客中の奥様がいらっしゃったので、ご主人に声を掛けようとすると『ネイチャ?』と聞いてきたので、『と、ウラカワミユキを』と話すと、接客中の方を案内しようとしていた奥様に『ネイチャの場所を教えてやって』と声を掛けてくださいました。
奥様に場所を聞いたのですが先客の方が向かうところだったので、しばらく、入口近くに居た2頭の馬たちと遊び、戻ってこられたのと入れ替わりで向かいました。

今回、ウラカワミユキの仔どもたちを数頭紹介していますが、一つの牧場に親兄弟がこれだけ住んでいる牧場も珍しいのではないでしょうか。こんな牧場が一つでも増えてくれたらなぁ〜と思います。

それにしても、渡辺牧場のお隣さんもサラブレッドの牧場なんですけど、放牧地同士が隣接していて、どこからどこまでが渡辺牧場さんの牧場なのか分かりませんでした。多分、今回取材した放牧地だけだとは思うんですけど。
本当は全頭を撮りたかったんですけど、みんな食事に夢中で遠くにいて撮れず(^_^;。
特に仔連れ組の放牧地の馬たちは、仔が居るから警戒するのか向こうから寄って来てくれたのは1、2組だけ・・・。残念(>_<)。

あと、今回の渡辺牧場さんを訪問した最大の目的はなんと言ってもウラカワミユキの顔写真ゲット!
だったのですが、これが大変。ミユキは全然寄ってきてくれないんですよ〜。
牧場の奥様が『寄ってこないかもしれない』とは言っていたのですが・・・。やはり人参片手でないと来てくれないのだろうか・・・。
ちょっと遠かったのですが、やっと撮れる!と思ってカメラを構えると、美人の顔が台無しになるような大胆なフレーメン顔(上唇をめくり上げた顔)。何とかゲットできた頃にはもう、見学終了時間が迫っていました。
今回、晴れていて、もう少し早くにミユキの顔写真をゲットできていれば、他の馬たちを撮ってあげることもできたのではないか・・・と思うと、少し残念。

そうそう、ミユキの娘コユキと親娘で並んでいる時、どっちがどっちでと同行者と話していると、トラクターに乗ったご主人が『今、どっちがミユキでどっちがコユキか分かってて見てた?』と話しかけてくださったので、念のため確認したら『そうだよ』と答えてくださり、またトラクターで仕事に戻っていかれました。
私が、最初「ウラカワミユキも見たい」と言ったことを覚えていて声を掛けてくださったんだと思います。
感謝感謝です。m(_ _)m

最後に、渡辺牧場の奥様が「馬の瞳を見つめて」という本を書かれています。
一度は、牧場経営を諦めかけた奥様が、本が売れれば少しで多くの馬たちを生かすことができるとの想いから書かれたものです。
私も読ませて頂きましたが、よくこれだけのことを正直に書かれたなぁと、その勇気に感心しました。
JRAの登録抹消理由の一つに「乗馬」があります。しかし、文字通り乗馬になれるのは限られた競走馬たちだけで、多くの競走馬たちは命を失っているのが現状のようです。それでも、馬たちの余生を考えようという動きが少しずつですが広がってきているように感じます。その功労者の一人が、渡辺牧場の奥様だと思います。
この本を読んで、渡辺牧場の奥様の考えや行っていることについて賛否両論あるでしょう。
私はこの本を読む前から、人間のエゴで誕生させた馬たちに対する責任として、食肉業者などの第三者に頼まず、その馬に関わった人たちの手で死を与えてあげるべきだと考えていたので、奥様の考えには賛成です。もちろん、一番良いのは寿命を全うさせてあげることです。しかし、「競馬」というものが存在する以上、すべての競走馬の寿命を全うさせてあげることは、物理的にも経済的にも無理だと思います。
この本を一人でも多くの方が読んでくれたらなぁ〜と思います。(^_^)

  • 道を挟んで厩舎の向かいにある放牧地1
  • 道を挟んで厩舎の向かいにある放牧地2
【訪問月】:2003【住所】北海道・浦河町
【アクセス方法の補足】
  • 元競走馬たち:上から、現在の名前、種類、競走馬時代の名前。基本は、元競走馬、または「サラブレッド」と疑わしき馬のみですが、施設の全頭数が少ないとき等は、サラブレッド以外の種類の馬を含んでいる場合もあります。